お皿のお直しと、暮らしに宿る循環
『天霜の雫』をご支援くださっている皆さま、こんにちは。 プロジェクト担当の大隅です。
今回は、この器をお届けした「その先」について、いまチームで準備を進めているひとつの取り組みをお話しさせてください。
私たちが目指しているのは、お肉を美味しく召し上がっていただいて終わるギフトではありません。
添えられた器が皆さまの食卓に自然となじみ、日々の暮らしのなかで何年、何十年と愛着を持って使われ続けていくことです。
けれど、気取らずに日々の暮らしで使っていただくからこそ、うっかり縁を欠いてしまったり、ひびが入ってしまう日もあるかもしれません。 そのときに、「形が崩れてしまったから」と手放すのではなく、もう一度手元に戻して使い続けられるようにしたい。
そう考え、私たちは今後公開する公式ホームページにおいて、器のお直し・アフターケア専用デスクをご用意することにいたしました。
日本には古くから、欠けたり割れたりした器を漆で継ぎ、新たな景色として直して慈しむ文化があります。
傷を「損なわれたもの」として隠すのではなく、器が人と共に生きてきた証として受け入れ、以前よりも深みのある姿へと生まれ変わらせる美しい考え方です。
ものがあふれ、壊れたらすぐに新しいものへと買い替えられる時代だからこそ、ひとつの器を手入れしながら長く使い続けること。
それもまた、私たちがこのプロジェクトを通して形にしたい「循環」の大切なひとつだと考えています。

エネルギーを地域の中で生み、巡らせていくように。
森を整える際に出た木材を無駄にせず、大切なものを包む箱として生かすように。
食卓に届いた器も、直しながら使い続けていただくことで、ご家庭の思い出を重ねながら、次の世代へと受け継がれていく。
お直しを重ねるたびに、その器には世界にひとつだけの時間が刻まれていきます。
ただ良いものを届けるだけでなく、暮らしのなかで末永く寄り添い続けられるブランドであるために。
お直しの受付体制も含めて、丁寧に準備を進めてまいります。
(プロジェクト担当:大隅)