影山の木曜カフェタイム
2026年6月17日 18:30

こんにちは。影山知明です。
木曜カフェタイム、19回目の投稿となります。
前回、セキュリテが構築すべき事業支援機能の一つの形は、「生態系(エコシステム)」をつくることではないかと書きました。
そうすることで、<点>の支援にとどまらない、文脈を共有しながらの<線>や<面>での事業支援ができるようになるという考え方です。
今回はその続き。
生態系をつくるための具体的な前提は、エリアかテーマ(業種)をしぼることだろうと思います。
実際にセキュリテで、最も数多くのファンドを組成してくることができたのは日本酒の分野です。
ただそれらの多くは酒蔵さんで、それだけですと生態系と呼ぶには無理があるかもしれません。
もしそこに、お米をつくる人、お酒の販売をする人、お酒を飲めるお店、お酒を飲む人(消費者)、横断的に日本酒業界に詳しい人などが加わってきてくださると、より多面的に、助け合う、いかし合う関係が結べるようになるだろうと思います。
さらには、広報の力がある人(メディア)、お金の融通ができる人(金融)、人を紹介できる人、デザインをできる人、イベントを企画できる人、行政関係者、研究者の方、取り巻く自然環境…。
実際、一つの事業が成立するためには、単なる川上から川下へという取引関係にとどまらず、多種多様な関係者が存在し(目に見えにくいものも含めて)、それらの力がうまく掛け合わさったときに、事業の成功も見えてくるのだろうと思います。
すべてのエリア、すべてのテーマ(業種)でそれができるということではもちろんありませんが、セキュリテのこれまでの歴史の中で、自然と関係者の方々とのつながりが広がり、深まってきた分野がいくつかあります。
そうしたところから、ぼくらなりの生態系づくりに取り組めないかと思うのです。
その際、特に大事になってくるのが、カスタマーサイド(消費者、出資者、受け手)の参加だと考えています。
ビジネスサイド/つくり手側の連携は、今時点でも、多くの分野で、何かしらの交流・ネットワークがあることが多いですね。
ただ、ほぼどんな分野でも、供給>需要となってきている今日のビジネス環境においては、これまでのような「つくって」「売る」ビジネスのやり方では、うまくいかないケースが出てくるだろうと思うのです。
そうではなく、カスタマーも参加する生態系の中で、その繊細で変化しやすいニーズを感じ取りながら、必要とされるものを、必要とされるタイミング、必要とされる形で、つくり、提供する。
さらにはときに、受け手がつくり手となり、つくり手は受け手となるような流動性もある。
そういう、直線的・一方向的ではない、多面的・相互浸透的なビジネスづくりの手腕であり、それを支える感性のようなものが事業の成功の前提となってくる。
だからこそ、ビジネスサイドだけの集まりでは、この先、十分ではなくなってくるだろうと思うのです。
生態系を、カスタマーサイドの参加を得ながら、一定の規模で形成できるかどうか。
このようなこれからの方向性を考えたとき、セキュリテにおける「出資者」の存在は、つくり手と受け手の間に橋を架ける存在として、とても重要なものになってくるだろうと思います。
本当は、物理的な空間・時間を共有する、特定地域内においての方がこうした生態系は成立しやすいのでしょう。
実際にうまくいっている地域では、テーマ(業種)横断的にこうした生態系が育ち、共通の土壌とでも呼ぶべきようなものを形成し、一つ一つの事業を支えているのではないかと思います。
では、地域を超えて、たとえばウェブの力を借りて、技術の力を借りて、そうした生態系であり土壌を形成することはできるのか。
ぼくらなりの、一つ一つの事業者さんを支援する形として、そういうアプローチに挑戦してみようと思っています。
〜2022.9.29 配信「木曜カフェタイム」〜
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※ この記事は、2022年当時にメルマガで配信されたエッセイのアーカイブ公開です。文章内の出来事や、影山知明氏の役職(当時:副社長COO)をはじめとする各種情報は、すべて当時の状態のまま掲載しております。あらかじめご了承ください。
※ 影山知明氏の最新の活動は「ぶんじキャピタルマーケット」をご覧ください
vol19.【生態系という名の事業支援機能②】| 2022.9.29 配信「木曜カフェタイム」

こんにちは。影山知明です。
木曜カフェタイム、19回目の投稿となります。
前回、セキュリテが構築すべき事業支援機能の一つの形は、「生態系(エコシステム)」をつくることではないかと書きました。
そうすることで、<点>の支援にとどまらない、文脈を共有しながらの<線>や<面>での事業支援ができるようになるという考え方です。
今回はその続き。
生態系をつくるための具体的な前提は、エリアかテーマ(業種)をしぼることだろうと思います。
実際にセキュリテで、最も数多くのファンドを組成してくることができたのは日本酒の分野です。
ただそれらの多くは酒蔵さんで、それだけですと生態系と呼ぶには無理があるかもしれません。
もしそこに、お米をつくる人、お酒の販売をする人、お酒を飲めるお店、お酒を飲む人(消費者)、横断的に日本酒業界に詳しい人などが加わってきてくださると、より多面的に、助け合う、いかし合う関係が結べるようになるだろうと思います。
さらには、広報の力がある人(メディア)、お金の融通ができる人(金融)、人を紹介できる人、デザインをできる人、イベントを企画できる人、行政関係者、研究者の方、取り巻く自然環境…。
実際、一つの事業が成立するためには、単なる川上から川下へという取引関係にとどまらず、多種多様な関係者が存在し(目に見えにくいものも含めて)、それらの力がうまく掛け合わさったときに、事業の成功も見えてくるのだろうと思います。
すべてのエリア、すべてのテーマ(業種)でそれができるということではもちろんありませんが、セキュリテのこれまでの歴史の中で、自然と関係者の方々とのつながりが広がり、深まってきた分野がいくつかあります。
そうしたところから、ぼくらなりの生態系づくりに取り組めないかと思うのです。
その際、特に大事になってくるのが、カスタマーサイド(消費者、出資者、受け手)の参加だと考えています。
ビジネスサイド/つくり手側の連携は、今時点でも、多くの分野で、何かしらの交流・ネットワークがあることが多いですね。
ただ、ほぼどんな分野でも、供給>需要となってきている今日のビジネス環境においては、これまでのような「つくって」「売る」ビジネスのやり方では、うまくいかないケースが出てくるだろうと思うのです。
そうではなく、カスタマーも参加する生態系の中で、その繊細で変化しやすいニーズを感じ取りながら、必要とされるものを、必要とされるタイミング、必要とされる形で、つくり、提供する。
さらにはときに、受け手がつくり手となり、つくり手は受け手となるような流動性もある。
そういう、直線的・一方向的ではない、多面的・相互浸透的なビジネスづくりの手腕であり、それを支える感性のようなものが事業の成功の前提となってくる。
だからこそ、ビジネスサイドだけの集まりでは、この先、十分ではなくなってくるだろうと思うのです。
生態系を、カスタマーサイドの参加を得ながら、一定の規模で形成できるかどうか。
このようなこれからの方向性を考えたとき、セキュリテにおける「出資者」の存在は、つくり手と受け手の間に橋を架ける存在として、とても重要なものになってくるだろうと思います。
本当は、物理的な空間・時間を共有する、特定地域内においての方がこうした生態系は成立しやすいのでしょう。
実際にうまくいっている地域では、テーマ(業種)横断的にこうした生態系が育ち、共通の土壌とでも呼ぶべきようなものを形成し、一つ一つの事業を支えているのではないかと思います。
では、地域を超えて、たとえばウェブの力を借りて、技術の力を借りて、そうした生態系であり土壌を形成することはできるのか。
ぼくらなりの、一つ一つの事業者さんを支援する形として、そういうアプローチに挑戦してみようと思っています。
〜2022.9.29 配信「木曜カフェタイム」〜
【Special Archive Collection】「木曜カフェタイム」記事の一覧はこちらからご覧いただけます。
※ この記事は、2022年当時にメルマガで配信されたエッセイのアーカイブ公開です。文章内の出来事や、影山知明氏の役職(当時:副社長COO)をはじめとする各種情報は、すべて当時の状態のまま掲載しております。あらかじめご了承ください。
※ 影山知明氏の最新の活動は「ぶんじキャピタルマーケット」をご覧ください
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